PDFオーガナイザーでは、抽出したキーワードの値をファイル名に利用することができます。
ファイルが複数ページあり、ページごとに異なる値が抽出される場合にどのページの値を利用するかを選択することが可能です。
設定の概要
ファイル名に利用するキーワードを各ファイルのどのページから取得するかを設定します。
値を取得するページの対象として以下の3通りあります。
- 各ファイルの 最初 のページ
- 各ファイルの 最後 のページ
- 各ファイルのすべてのページ
例
以下ようにキーワードが設定されているファイルがある場合のそれぞれの設定で取得される値。
- 各ファイルの 最初 のページ:
ファイルが複数ページある場合、1ページ目の値 を利用する。
例: 「株式会社シータマテリアル御中」
- 各ファイルの 最後 のページ:
ファイルが複数ページある場合、最終ページの値 を利用する。
例: 「商品U」
- 各ファイルのすべてのページ:
ファイルが複数ページある場合、すべてのページの値を結合 して利用する。
例: 「株式会社シータマテリアル御中商品A商品U」
設定方法
前提条件
ファイル名にキーワードで抽出した値を利用するためには、ファイル名として [変数 > キーワード > (任意のキーワード項目)] が設定されている必要があります。
例
キーワード項目 [取引先名称](=${clientName}) をファイル名に利用する設定がされている。
なお、ファイル名の設定方法については、以下のチュートリアルでも詳しく記載しています。
設定手順
デフォルトでは「各ファイルの 最初 のページ」が設定されています。
それ以外に変更したい場合、以下の手順で設定してください。
- 「右パネル」で [ファイル名] のプルダウンリストを開く
- [ファイル名のカスタマイズ] を選択
- 「ファイル名のカスタマイズ」ダイアログが開く
- [オプション > キーワードに利用するページ] を指定する
設定例
それぞれの設定でのファイル名を見てみましょう。
ファイル分割で、以下のようにキーワードの値が抽出され、『取引先名称』の値をファイル名に利用した例です。
- 設定後のファイル名
- キーワードの値(抽出されたデータ)
このように、それぞれのファイルの指定したページの値をファイル名に利用できます。