複数のレイアウトで同じ挨拶文や但し書きを再利用する

自社の振り込み口座情報や挨拶文など、複数のレイアウトで共通して利用する文言があります。テキストエレメントを利用してレイアウトに直接文言を記載することができますが、テキストエレメントに記載した文言は他のレイアウトで利用することはできません。

このようなケースではユーザー辞書が役に立ちます。ユーザー辞書には自由に文言を登録することが可能で、登録した文言は複数のレイアウトで再利用することができます。このページではユーザー辞書の利用方法について説明します。

ユーザー辞書のすべての機能については、以下のページをご確認ください。

エレメント|ユーザー辞書

ユーザー辞書の設定

今回は複数の帳票で利用する挨拶文として以下のテキストを設定します。

「拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。さて、本日下記の通りご請求いたしますので、よろしくお願い申し上げます。」

設定方法

  1. レイアウトデザイナで新規エレメント「ユーザー辞書」を追加
  2. 1を任意の位置に配置し、高さと幅を整える
  3. 「ユーザー辞書」をクリックし、プロパティ>データ項目を押下
  4. 「新規追加」を押下
  5. [データ名] = 「挨拶文」、[テキスト] = 「拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。さて、本日下記の通りご請求いたしますので、よろしくお願い申し上げます。」と入力し、「追加」を押下
  6. [データ項目]に「挨拶文」が追加されるので、プルダウンして「挨拶文」を選択

レイアウト編集画面ではユーザー辞書は{{ プロパティ名 }}として表示されます。

プレビュー表示をすると登録した挨拶文が表示されるようになりました。

一度登録したユーザー辞書は別のレイアウトでも利用可能なので、設定方法の1, 2, 5の手順を実行することでどの帳票でも今回登録した挨拶文を表示できます。

このようにユーザー辞書を利用することで、設定が再利用でき、同じ設定を複数回実施する必要がなくなります。

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